FXのレバレッジとは?最大レバレッジの計算や設定できる会社を紹介

FXのレバレッジは、口座に預けた証拠金よりも高い金額の外貨を売買できる仕組みです。

手元の資金が少なくてもFXを始められるメリットがありますが、損失が出た際のリスクが高くなるためレバレッジのかけ方を十分に理解しておく必要があります。

この記事では、FXのレバレッジの仕組みや計算方法、レバレッジをかける際の注意点のほか、レバレッジ設定ができるFX口座も紹介します。

FXのレバレッジとは?特徴と上限を解説

レバレッジとはテコの原理を意味する言葉で、FXでは口座に預けた証拠金に一定の倍率を掛けた金額まで取引ができる仕組みです。

高いレバレッジをかければ、手元の資金が少なくても大きな利益を狙えるのが特徴。一方で、損失が大きくなるリスクも高まるため、レバレッジをかけずに取引する人もみられます。

10万円の証拠金を預けている人が5倍のレバレッジで取引する場合は、
50万円分の外貨を売買できます。

FXのレバレッジの仕組み

取引するのに最低限必要な金額のことを「必要証拠金」と呼びます。

FXではレバレッジをかけることで、必要証拠金を少なく抑えた効率的な運用が可能になります。

たとえば最大100万円分の取引がしたい場合、レバレッジ10倍なら必要証拠金は10万円です。
仮に25倍のハイレバレッジを設定した場合、必要証拠金は4万円まで減ることになります。

FXのレバレッジの上限は?

2021年9月時点では、国内のFX口座で設定できるレバレッジは最大25倍までと法令で定められています。

レバレッジを設定するかどうかは投資者の判断に委ねられており、レバレッジなし(1倍)での取引も可能です。

レバレッジに上限を設けている理由は、投資者が多額の損失を被る事態を防ぐためです。

レバレッジの倍率を大きく設定すると多額の利益を得られる可能性がある反面、わずかな為替レートの変動で損失も大きくなります。

追加の証拠金を支払うために投資者が多額の債務を負う事態が多発したことを受け、2009年に法令が改正されてレバレッジの上限規制が始まりました。

FXのレバレッジと一緒に知っておきたい「ロスカット」とは

レバレッジをかけて取引する前に、FX会社で設定されているロスカットルールについて知っておきましょう。

ロスカットルールとは、損失が一定水準に達した場合に、損失の拡大を防ぐ目的で自動的に取引が終了する仕組みのことです。

利用者の資産がマイナスになってしまうことを防ぐ目的があります。

ロスカットは、証拠金維持率が一定ラインを下回った場合に発動します。
「証拠金維持率」とは、必要証拠金に対する資産の割合です。

一般的には証拠金維持率が100%を下回るとロスカットになりますが、なかには50%を下回った場合に発動するFX会社もあります。

ロスカットになる必要証拠金のラインについては、事前に確認しておきましょう。

全取引のレバレッジ倍率を表す「実効レバレッジ倍率」とは

1つの取引しか行わない場合、レバレッジの把握は簡単です。
10万円の証拠金で100万円分の買いポジションを保有していれば、レバレッジは10倍ですね。

では、100万円分の買いポジションを2つ保有した場合はどうなるでしょうか?

その場合は10万円の証拠金で200万円を取引していることになり、レバレッジは20倍と計算できます。

FXの取引では、全取引に対するレバレッジ倍率を把握しておきましょう。
この「全取引に対するレバレッジ」のことを「実効レバレッジ倍率」と呼びます。

FXでのレバレッジの計算方法を解説

FXのレバレッジは外貨の取引数量や証拠金の金額によって決まり、次の計算式で倍率を算出可能です。

レバレッジ=(取引する時点での通貨価格×取引数量)÷口座に預けてある証拠金

1ドル=100円と仮定して、レバレッジの倍率と通貨の取引数量の変化を試算してみます。

証拠金10万円の場合の最大取引数量

レバレッジ最大取引数量
1倍10万円分(1,000ドル)
5倍50万円分(5,000ドル)
10倍100万円分(10,000ドル)
25倍250万円分(25,000ドル)

10,000ドルの取引を行う場合の証拠金の最低額

レバレッジ証拠金の最低額
1倍100万円
5倍20万円
10倍10万円
25倍4万円

高いレバレッジをかければ、少ない証拠金でも多額の取引が可能です。

今回の例では、証拠金が4万円あれば最大100万円分の取引ができることになります。

反対に、証拠金の額を増やせば低いレバレッジで取引でき、リスクを軽減できるわけです。

なお、国内のFX業者ではレバレッジの倍率が固定されているか、いくつかのコースの中から自分に合ったレバレッジ倍率を選ぶのが一般的です。

国内のFX会社は実効レバレッジでの取引が多い

国内のFX会社ではレバレッジ倍率を指定できない場合が多く、実効レバレッジで取引を行うことになります。

実効レバレッジでは、口座の残高に対して現在のポジションが何倍なのかを算出します。

ポジションは同じでも、口座にいくらあるかによって倍率が変わり、実効レバレッジの倍率が高くなるにつれて、利益率・リスクが大きくなります。

1ドル100円で250万円分の取引をする場合

口座残高実効レバレッジ
10万円25倍
50万円5倍
250万円1倍

1ドル100円から110円になった場合、250万円のポジションは275万円になります。

そのため、実効レバレッジが25倍の場合には、10万円の元手で25万円の利益、実効レバレッジが1倍の場合には250万円の元手で25万円の利益を出すことができるという計算になります。

実効レバレッジを調整する方法

実効レバレッジは口座残高もしくは保有するポジションで調整することになるため、自分で計算する必要があります。

口座残高で調整する場合、レバレッジ5倍で取引をしたいなら口座に50万円を、レバレッジなし(1倍)で取引をしたいなら、口座に250万円を用意しておきましょう。

保有ポジションで調整する場合、元手50万円でレバレッジ5倍の取引をするなら250万円分、レバレッジなし(1倍)の取引をするなら50万円分のポジションを保有しましょう。

FXでレバレッジをかけるメリット

FXでレバレッジをかけると証拠金を超える金額の取引ができるため、少ない資金で効率よく利益を目指せます。

利益率の高いトレードができる

例えば、1ドル=100円の時に手元の資金5万円でFXを始めて、1ドル=110円になった段階でドルを売った場合は、レバレッジの倍率によって利益は以下のように変動します。

レバレッジ利益
1倍5,000円
5倍25,000円
10倍50,000円
25倍125,000円

レバレッジが高いほど、少ない資金で多くの利益が得られる可能性があります。得られた利益を証拠金の積み増しに回せば、さらに多くの利益を目指せて資金効率も高まるでしょう。

反面、外貨が値下がりするとレバレッジの倍率の分だけ損失がかさみます。そのため、レバレッジをかける際は後述する注意点を参考にした上で適正な倍率に設定することが重要です。

少ない資金で取引ができる

米ドル円が1ドル100円の際に1万通貨の取引を行うためには、本来であれば100万円の資金が必要になります。

ですがレバレッジの仕組みを利用することで、最低4万円で取引を開始することが可能になります。

いきなり100万円で投資するのはハードルが高い、という場合にも、少ない元手で取引を始めることができるため、取引を始めやすいのもメリットと言えます。

いきなり高いレバレッジで取引を行うのはリスクが高すぎますが、レバレッジ2倍の場合でも50万円で取引ができる計算になるので、負担は少なくなります。

資金効率が良くなる

レバレッジを高くすればするほど、少額で大きな取引が可能になります。
少額で大きな利益を狙えるため、レバレッジ1倍でコツコツ取引するのに比べて資金効率がアップします。

たとえば10万円の証拠金で10倍のレバレッジをかける場合、100万円分まで購入できます。
分かりやすく1ドル100円で計算すると、1万米ドルが購入できる計算です。

もし円安に傾いて1ドル100円が102円になった場合、2万円の利益が得られます。

一方、レバレッジ1倍で取引した場合の利益は2,000円です。

同じ取引内容でより効率的な利益を得られる可能性があるのが、レバレッジの特徴です。

FXでレバレッジをかけるデメリット

FXでレバレッジをかけることで効率良く資金を回せるメリットがあります。
ただ、何でもレバレッジが最適解というわけではありません。

レバレッジをかけると、以下のようなデメリットが発生するということは覚えておきましょう。

損失が大きくなることもある

メリットの部分で「効率的に利益を得られる」と紹介しましたが、これはデメリットにもなり得ます。

レバレッジを高くすれば高額の取引ができますが、万が一予想と逆に動いた際は損失も大きくなってしまいます。

特に20~25倍の高レバレッジで取引していた際は損失が大きくなるため注意が必要です。

たとえば1ドル100円の時に1万通貨をレバレッジ20倍で取引した場合、取引金額は2,000万円です。

仮に円高で1ドル90円まで下がってしまった場合、取引金額90×1万通貨×20倍=1,800万円になり、200万円の損失です。

当初日本円で用意した100万円を大幅に上回る損失になっています。
このように、効率良く利益を得ることの反対が起こることを事前に知っておきましょう。

長期保有には向かない

レバレッジをかけると少額で効率良く資金を回せるのは紹介したとおりですが、相場の流れによってはロスカットの心配があります。

ほったらかしで長期投資するには向かない仕組みです

スワップポイントなどを狙った長期投資をしたいなら、レバレッジを低倍率にして、少しくらいの変動では追証やロスカットが発生しないようにしておく必要があるでしょう。

ロスカットのリスクが高くなる

FXでは利用者の資産を守るために、証拠金維持率が一定ラインを下回ると強制的に決済するロスカットが行われます。

高レバレッジの取引をすると含み損が高額になり、ロスカットになりやすい点にも注意が必要です。

1ドル100円でレバレッジ10倍をかけて1万通貨を購入する場合、必要証拠金は10万円です。
もし1ドル90円まで下落すると損失額も10万円になってしまいます。

FX会社によってロスカットラインは異なりますが、一般的に「初めに入金した金額から損失を引いた残りが設定されている必要証拠金維持率を下回る」というケースでは、ロスカットが執行されて取引は終了します。

追加証拠金(追証)が発生する場合もある

口座の残高が必要証拠金を下回る場合はロスカットが行われるのが一般的ですが、FX会社によっては追加証拠金(追証)が求められる場合もあります。

取引額が100万円の場合、最低でも4万円の必要証拠金が求められます。

もし2万円の損失が発生すると残高は4万円から2万円に減り、必要証拠金額を下回ります。

取引を続けるために、不足している2万円を追証として入金することを求められるのです。

期日までに追証を入金すれば取引を続けられますが、期日までに入金しないと強制決済になって損失が確定します。

FXでレバレッジをかける際の注意点

FXの初心者がレバレッジをかける際は、損失リスクが高くなりすぎないよう低めの倍率から始めるのが無難です。

取引で大きな損失を出し失敗しないための注意点を3つ紹介します。

高すぎるレバレッジは避ける

レバレッジを高く設定すると利益が大きくなる反面、取引の状況によっては損失が膨らむリスクも潜んでいます。

各FX会社の必要証拠金は実効レバレッジ25倍で指定の通貨数を取引をする場合の金額です。

ロスカットラインが証拠金維持率100%のFX会社で必要証拠金ギリギリの取引を行うと、わずかに下落しただけでロスカットが行われてしまいます。

1ドル100円で最低取引単位が1万通貨の場合、1万通貨(100万円)取引するために必要な証拠金は4万円です。
この場合、口座残高が4万円あれば1万通貨(100万円)の取引が可能になります。
ですがFX会社のロスカットラインが証拠金維持率100%だった場合、証拠金が4万円を下回った瞬間にロスカットになってしまいます。

FXに慣れるまではレバレッジの倍率を3~5倍程度に抑えて取引するとよいでしょう。

損切りのルールを決める

レバレッジをかけた状態で多くのポジションを持っていると、外貨が値動きした時の損失が大きくなりがちです。

損失が発生すると、つい利益が出るまで粘ろうとしてしまいますが、それによって損失が拡大し、ロスカットラインを割ってしまう可能性もあります。

大きな損失を出さないためにも外貨のレートが50銭下がったら決済する・損失が2万円に達したら決済するというように、許容できる損失(損切りの目安)やルールをあらかじめ決めておくことが、預けた証拠金を守る一つの方法といえます。

逆指値で損切りの注文を入れておくのもおすすめです。

ロスカット率を把握する

低いレバレッジで取引をしている場合は、大きな変動が起こらない限りロスカットになってしまう可能性は低いですが、高いレバレッジでの取引にはロスカットのリスクが付きまといます。

注意しなければいけないのが、FX会社によってロスカットとなってしまう証拠金維持率は異なるという点です。

同じ金額の取引で同じだけの損失を出した場合でも、FX会社によってロスカットになるかならないかが変わってきます。

新たな口座で取引を行う場合は、ロスカット率が何%なのかを確認した上で、トレードを行うことが大切です。

ロスカット率を自分で設定することができるFX会社もあります。ロスカット率を低く設定すると、余裕を持って取引することができますが、損失が拡大リスクもあるので、むやみに低いロスカット率に設定するのは控えましょう。

シミュレーションの活用もおすすめ

FX会社では、口座残高と取引の数量を元に、レバレッジやロスカットになってしまうレートをシミュレーションできる場合が多いです。

通貨ごとの値動きの目安やトレンドが異なるので、分析も行いながら、ロスカットにならないようにレバレッジや証拠金の額を調整しましょう。

金利が高い通貨はインフレが起きているため、1通貨の価値が下落した状態です。

通貨の動向が不安定な傾向にあり、レバレッジをかけた運用をするとすぐにロスカットになってしまう可能性があります。

コツコツと運用して得たスワップポイント以上の大損になると、長期で保有した意味がありません。

大きな価格変動があってもロスカットにならないレバレッジを考え、長期運用を前提にポジションを保有しましょう。

また、スワップポイント投資に関しては、1つの通貨ペアだけに絞らずに「長期・分散・積立」を心がけましょう。

たとえば高金利の「トルコリラ/円」に全額投資するのではなく、値動きが比較的安定した米ドル/円を織り交ぜるといった具合です。

FX初心者に向いているレバレッジ倍率は??

「初心者は高レバレッジにせずに取引しよう」

「初心者はロスカットにならない水準のレバレッジにしよう」

このようなアドバイスは良く見つかります。
では、具体的に初心者に最適なレバレッジはどのくらいなのでしょうか?

答えが出ない難しい話題ではあるのですが、1つの目安になりそうな事柄を紹介します。

外為どっとコムの「ロスカットシミュレータ」を使用した結果です。

入金額:10万円

1米ドル:100円

1lotあたりの必要証拠金:5,600円

上記の条件で「10.000通貨(10lot)」を取引した場合、必要証拠金は5万6,000円(5,600円×10lot)で、レバレッジは10倍です。

この際のロスカット発動レートは「95.6円」と表示されました。
4.4円の値幅に耐えられる計算です。

一方、取引数量が3lot(レバレッジ3倍)なら耐えられる値幅は「72.267円」です。

27.733円の値幅に耐えられます。
同じように5lotの取引にするとレバレッジは5倍になり、85.6円がロスカット発動レートに設定されます。

仮に15lotの取引(レバレッジ15倍)にすると、98.933円までの下落しか耐えられません。

参考:外為どっとコム|ロスカットシミュレーション

ドル円の値動きを見ていると分かりますが、1日に4~5円も動くことはほぼありません。

つまり、レバレッジ3~10倍程度であれば、急な価格変動が発生しても耐えられる可能性が高いといえます。

一方、1円程度は1日の間で値動きすることはあります。
レバレッジを15倍まで高めてしまうと、ロスカットの危険性が上がるというわけです。

FXに慣れていない初心者の場合、設定するレバレッジは基本的に3~5倍、高くても10倍以内にするのが望ましいと言えるでしょう。

レバレッジと相性の良い「少額取引できる」FX会社5選

大きな金額にレバレッジをかけると利益も大きくなりますが、相場が予想と逆に動いた時のリスクも大きくなってしまいます。

いきなり大きな金額で取引するのは、初心者にとってハードルが高いと感じることもあるでしょう。

そこで、1,000通貨以下の少額で取引できるFX会社を紹介します。

  • 外為どっとコム
  • LIGHT FX
  • SBI FXトレード
  • みんなのFX
  • LINE FX

外為どっとコム

通貨ペア30
基準スプレッドドル/円:0.2銭
ユーロ/ドル:0.3pips
ポンド/ドル:0.8pips
最小取引単位30通貨
ロスカット率設定有効比率がロスカットレベルを下回った際に随時ロスカットを執行

(100%~50%(有効比率)の間で10%刻みに設定する)

公式サイトhttps://www.gaitame.com/

外為どっとコムは「みんかぶ」の「2022年FX会社比較 部門別ランキング」で「総合1位」を獲得しているFX会社です。

初心者・未経験者でも体系的にFXを学べる「マネ育FXスクール」が提供されているのが特徴です。

理解度に応じて4つのコースが用意されており、完全な未経験でも気軽にFXが始められます。

また、「らくらくFX積立」に対応しているというメリットもあります。

1通貨単位でコツコツと外貨を購入でき、システムの自動発注によって手動で注文する必要がありません。

レバレッジの変更も可能なので、資金効率を高めた積立投資ができます。

LIGHT FX

通貨ペア29
基準スプレッドドル/円:0.2銭
ユーロ/ドル:0.3pips
ポンド/ドル:0.8pips
最小取引単位1,000通貨
ロスカット率設定証拠金維持率が100%以下になると、全ポジションが自動的に決済
公式サイトhttps://lightfx.jp/

LIGHT FXは「スプレッドの狭さ」「スワップポイントの高さ」というFXの基本の部分で評価が高いFX会社です。

スプレッドは米ドル/円で0.2銭、ユーロ/円で0.4銭と、ほとんどのFX会社と同等かそれ以下のスプレッドが設定されています。

スワップポイントの高さも魅力的です。
LIGHT FXでは「南アフリカランド/円:150円(10万通貨当たり)」「メキシコペソ/円:160円(10万通貨当たり)」で提供しています(2022年7月25日現在)。

貯金のような感覚で毎日コツコツとスワップポイントが貯まっていくので、「時間がなくてチャートを確認する暇がない」という人でも簡単に資産運用にチャレンジできます。

さらに、高機能ツールが提供されるのもメリットです。パソコン向けには高解像度画面に対応の「アドバンスドトレーダー」と、使いやすさを重視した「シンプルトレーダー」の2種類から選択できます。

みんなのFX

通貨ペア29
基準スプレッドドル/円:0銭
ユーロ/ドル:0pips
ポンド/ドル:pips
最小取引単位1,000通貨
ロスカット率設定証拠金維持率が100%以下になった場合にロスカットが執行
公式サイトhttps://min-fx.jp/

みんなのFXは米ドル/円が0.2銭、ユーロ/円が0.4銭、ポンド/円が0.8銭と、業界でも最狭水準のスプレッドが特徴です。

人気取引アプリ「TradingView」の有料機能を無料で利用できるのも魅力的で、初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。

また、自動売買に対応している点もメリットです。
FXの知識がない人でも、24時間いつでも自動的に、感情を挟まない機械的なトレードを行えます。

LINE FX

通貨ペア23
基準スプレッドドル/円:0.2銭
ユーロ/ドル:0.4pips
ポンド/ドル:1.0pips
最小取引単位1,000通貨
ロスカット率設定証拠金維持率が100%未満となった場合、ロスカットが発動
公式サイトhttps://line-fx.com/

LINE FXは、名前のとおりコミュニケーションアプリ「LINE」と連携したFX会社です。

LINEから通知が届くので、急な価格変動に気付きやすいメリットがあります。

口座開設までの期間は最短当日と非常に短いため、思い立ったその日に取引を始めることも可能です。

他社では口座開設完了までに1週間程度かかることも珍しくなく、いかにLINE FXの口座開設がスピーディかがお分かり頂けるでしょう。

レバレッジが選べるFX会社はある?

国内のFX会社は基本的に、実効レバレッジで計算を行うため、レバレッジを指定しての取引ができない場合が多いです。

ですが一部のFX会社では、何種類かのレバレッジコースが用意されており、自分でレバレッジを指定しての取引が可能です。

松井証券FX

通貨ペア20
基準スプレッドドル/円:0.2銭
ユーロ/ドル:0.4pips
ポンド/ドル:1.0pips
最小取引単位1通貨
レバレッジコース25倍/10倍/5倍/1倍
ロスカット率設定50%~90%の間で10%刻みで設定可
公式サイトhttps://fx.matsui.co.jp/

松井証券FXでは4つのレバレッジコースから自分のトレードスタイルに合わせた設定が可能です。
また最小取引単位も1通貨からとなっているため、100円程度の少額からでも取引を始めることができます。

夜間まで対応してもらえるサポート窓口など、初心者をサポートする体制も整っており、FXを少ない額から試してみたい初心者の人に向いています。

楽天FX

通貨ペア26
基準スプレッドドル/円:0.2銭
ユーロ/ドル:0.4pips
ポンド/ドル:1.0pips
最低取引単位1,000通貨
レバレッジコース25倍/10倍/5倍/2倍/1倍
ロスカット率設定5%刻みで設定可(下限はレバレッジコースによって異なる)
公式サイトhttps://www.rakuten-sec.co.jp/web/fx/

楽天FXは、5種類のレバレッジコースの中から自分で倍率を指定することが可能です。ロスカット率についても5%刻みで調整することが可能なので、自分にあわせてこまめに設定を調整しながらトレードを行いたいという人に向いています。

また楽天FXでは取引額に応じて楽天ポイントが付与されるので、日頃楽天のサービスを活用している人はメリットが大きいです。

FXのレバレッジに関するQ&A

最後に、FXのレバレッジに関して初心者の方が疑問に感じやすい点をQ&A形式でまとめました。

Q:海外のFX会社のレバレッジはおすすめですか?
A:初心者の方が初めて取引する場合、海外のFX会社でハイレバレッジにチャレンジするのはおすすめできません。
日本のFX会社で設定できるレバレッジは25倍までですが、海外の場合は数百倍~1,000倍のレバレッジをかけることができます。

少額で大きな利益を狙える反面、予想と逆の動きをすれば、あっという間にロスカットになるリスクもあります。

始めのうちは安心できる国内のFX会社を使って、1~5倍程度の低レバレッジで経験をするのがおすすめです。
Q:レバレッジとLotの違いは?
A:レバレッジと「Lot」は全く異なる単語です。

レバレッジは、最大で担保になる保証金の25倍まで取引できる仕組みのことで、一方のLotは「取引単位」のことを表します。

1Lotが何通貨を表すのかはFX会社によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

Q:FX初心者でもレバレッジ取引をしても良い?
A:はい、初心者の方でも、レバレッジを上手に使うことで効率良く利益を得ることができます。むしろ、元手が少ない初心者でも効率的に利益を追求するために、レバレッジは必須のシステムといえます。
ただし、最大25倍などの高倍率では予想と逆の方に動いた場合に一気に追証、ロスカットになるリスクがあります。初心者の場合は、実効レバレッジを3倍程度にとどめておきましょう。一般的に3倍程度であれば、簡単に証拠金不足に追い込まれることはないとされているためです。

FX初心者は低レバレッジから取引を始めよう

FXのレバレッジは、預け入れた証拠金を超える額の取引ができる仕組みで、少ない資金で外貨取引を始めて多くの利益を得られる可能性があります。

レバレッジの倍率は、法令によって最大25倍までに規制されている他、FX会社によってはコースを選んでレバレッジを設定することが可能です。

取引中に一定以上の損失が発生すると、証拠金の追加を求められたり、強制的に取引中の外貨が決済(ロスカット)されたりする場合もあります。

FXの初心者は低いレバレッジから取引を始めて、値動きや経済状況の変化の観察に慣れるようにしましょう。

FXのレバレッジとは?最大レバレッジの計算や設定できる会社を紹介
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